ココナツグローブ マイアミ

2006年5月2日
ビーチに面したフロリダのリゾートホテル働くビーチ・アテンダントがある日、砂浜に並んだビーチ・チェアを片づけていた。すると一人の男性ゲストから「ビーチ・チェアを一つだけ残しておいて欲しい」と頼まれた。理由を聞くと、ビーチに誰もいなくなった時にそこに恋人を連れて来て、プロポーズをしたいのだという。 「もちろんですよ」。ビーチ・アテンダントはそう答えると、急いでポロシャツにショーツというユニフォームからタキシードに着替えた。そしてテーブルに花を飾ってシャンパンを用意し、男性がプロポーズの時にひざまづいても服が汚れないようにと、砂の上にタオルを敷いて二人が来るのを待った。男性のもともとの要望は、ただ単に「砂浜にビーチ・チェアを一つだけ残しておいて欲しい」というものであったにもかかわらず。
予想もしなかったロマンティックな演出に二人は大喜び。男性のプロポーズは大成功だった。この時ビーチ・アテンダントは、自分の決済権をフルに行使して、ゲストの願いを最良の形で実現させたのである。
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