クリーブランド
2006年8月25日-26日
長年、館内にはドレスコードが定められていた。スニーカーとTシャツ、ショートパンツの着用は常に禁じられていたほか、夜の六時以降は男性はジャケットの着用、女性もそれにつり合った装いが求められた。こうした規定はフォーマリティを重んじるローカル・コミュニティからの要請に基づき、明文化されたのであった。しかし、ここ数年は客室からジョギングに出かける人も増えるなど、宿泊客の服装も時代とともに様変わりしてきた。今度はドレス・コード自体が時代にそぐわなくなっているのではないかという意見が出てきた。近年は「ザ・ダイニングルーム」を除いたパブリックスペースでのドレス・コードを撤廃することにしたのである。